Linux LPICレベル1 コマンド

Linuxでディスクパーティション情報を表示する方法:fdiskコマンドの使い方

Linuxでディスクパーティション情報を表示する方法:fdiskコマンドの使い方

コマンド

fdisk -l /dev/sda

機能、効果、役割

fdisk

`fdisk`は、Linuxシステムでディスクのパーティション情報を表示し、管理するためのコマンドラインユーティリティです。
fdiskコマンドは、-lオプションを使用せずに実行すると、パーティションへの操作を対話しながら行う事が可能です。

-l オプション

`-l` オプションは「リスト」モードを指定し、指定したディスクデバイスのパーティション情報をリスト形式で表示します。

/dev/sda

`/dev/sda` は、対象となるディスクデバイスのパスを指定します。この場合、`/dev/sda` は通常、最初の物理ディスク(ハードディスク)を指します。

使い方

1. ターミナルを開きます。
2. コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
```
fdisk -l /dev/sda
```
3. コマンドを実行すると、指定したディスクデバイス(`/dev/sda`)のパーティション情報が詳細に表示されます。これにはパーティションのサイズ、タイプ、開始セクター、終了セクターなどが含まれます。

語源や由来

「fdisk」はIBMが1983年にリリースした「Fixed Disk Setup Program」の一部として初めて導入され、その名前は「fixed disk」(固定ディスク)から来ていると説明されています。
「fdisk」の名前は「Fixed Disk」の略であり、ディスクの管理やパーティション情報の調整に使用されます。この名前は、初期のコンピュータシステムでのディスク操作に関連しており、固定ディスク(ハードディスク)に対する操作を指します。このため、「fdisk」は「Fixed Disk」の略であることが正しいと思います。

-lオプションは"list"の略で、パーティションテーブルをリスト表示することを意味します。

「fdisk -l /dev/sda」を実行することで、指定したディスクのパーティション情報を詳細に確認できます。この情報は、ディスクの管理、診断、パーティションの作成、変更に役立ちます。