Linux LPICレベル1 コマンド

whereisコマンド: Linuxの重要な場所を素早く見つけるツール

概要

whereisコマンドは、Linuxシステムにおいて特定のコマンドやプログラムがどのディレクトリに存在するかを素早く検索するための強力なツールです。この記事では、whereisコマンドの基本的な使い方や機能、使用事例、読み方、由来について解説します。

whereisコマンドの機能

whereisコマンドは、指定したコマンドやプログラムがどのディレクトリに存在するかを見つけるためのコマンドです。主な機能は以下の通りです。

1. **実行ファイルの検索:** whereisは、指定されたコマンドやプログラムのバイナリ実行ファイルが格納されているディレクトリを検索します。
2. **マニュアルページの検索:** コマンドに対応するマニュアルページがどのディレクトリにあるかも表示します。

whereisコマンドの使い方

基本的な使い方は次の通りです。

```bash
whereis [オプション] コマンド名
```

例:
```bash
whereis ls
```

このコマンドを実行すると、lsコマンドに関連するバイナリ実行ファイルやマニュアルページが格納されているディレクトリが表示されます。

使用事例

 

1. lsコマンドの場所を検索

```bash
whereis ls
```
このコマンドを実行すると、lsコマンドに関連するファイルが格納されているディレクトリが表示されます。例えば、/bin/lsなどが含まれます。

2. コマンドのバイナリ実行ファイルとマニュアルページを検索

```bash
whereis -m ls
```
このコマンドは、lsコマンドのバイナリ実行ファイルとマニュアルページのディレクトリを表示します。

読みと由来

"whereis"は、「どこにあるか」という英語のフレーズに由来しています。コマンド名の通り、指定されたプログラムやコマンドがどこにあるかを検索する際に使用します。

参考情報

whereis【コマンド】とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
https://wa3.i-3-i.info/word11518.html
【保存版】whichコマンドの基本|コマンド例付きで丁寧に解説
https://itc.tokyo/linux/which-command/

この記事では、whereisコマンドの基本的な使い方や機能に焦点を当て、具体的な使用事例を通じて読者が効果的に利用できるように解説しました。